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RTBプロジェクト: プログラマテック成長を牽引する共通語

「共通語」とは 違う国あるいは違う文化を持つ人々の間で意思疎通に使われている共通言語です。 例えば、ラテン語はパクスロマーナ時代に全ヨーロッパの共通語として確立されました。フランス語は20世紀初頭まで外交上に広く使われていました。現在、英語は情報交換とコミュニケーションのため通商、貿易、ビジネス分野で広く使われています。

実はRTBプロジェクトは「共通語」が広まった背景と同じ目的で開発されました。 そのミッションは広告主と媒体側との開放的なコミュニケーションの業界標準を提供することでRTB市場の成長を加速させるこです。

2010年11月、 3つのDSP(DataXu、Turn とMediaMath)からの技術リーダー達がSSP( Rubicon Project、PubMatic と Admeld)と共にパイロットプロジェクトを実施しました。このパイロットプロジェクトは幅広いプラットフォーム、デバイスと広告ソリューションを利用してデジタルミディアの取引を自動化するオープンプロトコルに興味を持っている会社にとって新しいAPI仕様になることが期待されました。当初は OpenRTBコンソーシアムと呼ばれましたが、その後 RTBプロジェクトとリネームしました。RTBプロジェクトは共通業界標準を策定することで大規模にRTBで取引が可能となり、未来の業界発展のためのイノベーションの先駆けとなりました。

OpenRTB 標準の簡略歴史

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2011年12月バージョン 1.0 のブロックリスト仕様がリリースされて以来Creative Attributesの リアルタイム交換を含めて以降のバージョンで編集が小さかったです。2012年バージョン 2.0と 2.1のリリースでディスプレイ、モバイル及びビデオ容量に対する統合サポートが可能になりました: 地理データ定義の改善、オーディエンスターゲティングためのサードパーティデータセグメント 対応、アトリビューション対応強化、 RTB によるVASTビデオの改善及び位置ターゲティング対応。

次の大きなイノベーションは2015年1月にバージョン 2.3のリリースです。サポートはネイティブ広告まで拡張し、ネイティブ広告の購入もRTBで実施可能になりました。これは画期的で、ネイティブ広告をプログラムでターゲット、最適化、取引することにより出版業者と広告者の作業量が減られます。 2015年、 IAB は OpenRTB Dynamic Native Ads API 1.1のリリースを発表しました。

Rubicon Project社のチーフサイエンティスト兼OpenRTB共同委員Neal RichterはこれをOpenRTB及びプログラマテックエコシステムの大きな一歩だと思っています。「標準化は市場規模拡大に繋がります。 新しい潜在な利益を得るため、たくさんのアプリ開発者が出てくるでしょう。ネイティブ広告経由のモバイルマネタイゼーションはまだ十分発展していないのが現状で、プログラマティックの世界への道へ拡大することが今後の発展に取って重要と言えるでしょう。 … 最後、プロセスを標準化し、複数のSDKの連携の必要を無くすことによって、モバイルアプリはより快速に発展でき、破綻する可能性が 低くなります。その結果、 最高なユーザ体験を提供できます。」とAdExchangerに述べました。

今年の3月OpenRTB 2.4がリリースされたからこそ出版業者は 広告でスキップボタン(今まであまり把握できていないこと)を付けたいかどうか宣言できるようになりました。OpenRTB 2.4はインストリーム型の動画広告のスキップボタンに対応しました。更に、本リリースのもう一つの改善は位置情報強化です。この機能により、広告主は いつ、どの IPソースが使われたか分かるので地理位置を特定できます。AOL プラットフォームMobile Exchange Technologyの副社長兼 OpenRTB 共同委員であるJim Butlerはこのバージョンが「 近年最高レベルのコミュニティー参加による製品」と評価し、 OpenRTB標準はプログラマテックエコシステムの助力者であり続けるという標識であると言いました。

今後の進め方

RTBプロジェクトの未来の見通しは何でしょうか。主要業界の管理者達の考えをまとめました。

IABは「RTBプロジェクトによる標準プロトコルは市場での摩擦を減少し革新的な広告フォーマット取引にDSPと SSP用の共通語を提供することでプログラマテック成長のため豊かな土地を整備しました」と語りました。

IonutPubNative の共同創立者兼 MDである Ionut Ciobotaruが「OpenRTBはプログラマテック広告の主力で、オープン及びプライベートマーケットプレイスにおける広告取引の透明性を確保する根本標準です。透明性、有効性、広告主と出版業者の整合を提供することにより OpenRTB はユーザを広告主と結びついています。プレーヤーに共通語を提供することでオープンなデジタルマーケティングエコシステム(Google と Facebookが作った閉鎖された庭の外) ができました。 デスクトップの次モバイルで既に適用されました。今ネイティブ広告まで拡張しています」と述べました。

この標準の発展は デジタルエコシステムの発展を反映したと彼は補足しました。「次のリリース (OpenRTB 2.5) は開発中ですが、 ヘッダー入札、アウトストリームビデオへの対応改善、 強化したパブリッシャーカテゴリー化とモバイル広告向けのビューアビリティメトリック、デスクトップとモバイルエコシステム両方の売る側/買う側の革新への更なる対応が期待されます。」

Rishi Agarwal DataLift Enterprise のMDである Rishi Agarwalは 次版に対する期待を以下にまとめました: 「ヘッダー入札を含めてOpenRTB 標準のリリース 2.5はどう発展していくかを楽しみにしています。また、プログラマテックランドスケープの背景で技術インフラの革新が快速になりつつ、出版業者にとっても広告主にとってこれからはもっと期待すべきです。」

リリース次第OpenRTB 2.5で起こった進展をお知らせするので随時チェックしてください。

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